■いま、何が起こっているのか

平成17年7月7日に行われた群馬県教育委員会の第985回定例会にて、伊勢崎工業工業デザイン科の平成18年度の生徒募集停止が決定される。
少子化に伴い、「群馬県内の77校ある全日制高校のクラスを1クラスずつ減らす」という県の方針に従い、県下でも特徴のある学科であるにもかかわらず、実質廃止とされた。
廃止理由について群馬県教育委員会に問い合わせたところ「少子化による高校の再編を、いかに中高生のためになるかという観点から検討し、全県的な配置とバランスを考慮した結果」という回答を得る。
県内唯一の工業デザイン科を廃止する事、少子化とは言うが入学生徒の定員割れが起きない人気学科である事、定数法により教師が減り在校生が受けられる授業レベルが低下する事、等々の事実を知る人たちはこの回答には納得がいかない。
なんとか伊工デザイン科を復活させるべく有志が集まり、伊勢崎工業高校工業デザイン科 募集停止反対の会を結成するに至る。


■おおまかなあらすじ

教育委員会:子供減ったいねぇ<<少子化問題>>
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教育委員会:少子化だしよ学校のクラス減らすんべぇ<<少子化に伴う学校の小規模化>>
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教育委員会:伊工デザイン科いらねんじゃね<<同様な学科の桐工染織デザイン科で十分>>
 ↓
教育委員会:んだらデザイン科廃止すんべ<<伊工デザイン科廃止確定>>
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ほんとなんきゃ!?
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現役・OBの伊工デザイン科募集停止反対署名始まる
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群馬県教育委員会に提出(10428筆)
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しかし平成18年度の伊工デザイン科募集の停止は変わらず
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伊工デザイン科募集再開に向け再度署名募る
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いろいろやったし、そろそろ伊工デザイン科復活のヨカン
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やっぱ廃止んなりそうじゃね?
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伊工デ\(^o^)/←いまここ



現在までの経緯と、今後の予定

■現在までの経緯
 
2005. 7. 7 第985回教育委員会会議にて、平成18年度伊工デザイン科募集停止が決定
2005. 9. 7 署名活動が上毛新聞に掲載される
2005.10. 2 有志による第1回会議・署名提出延期
2005.10. 5 伊工の学校評議委員である杉原みち子氏が教育委員に就任、任期は4年
2005.11.27 有志による第2回会議・教育委員会へ署名提出(10428筆)
2005.11.28 署名提出が上毛新聞に掲載される
2005.12.17 有志による第3回会議
2005.12.22 第989教育委員会会議
2006. 1. 5~ 1.10 署名用紙、案内状作成・用紙発送
2006. 1.21 有志による第4回会議
2006. 1.28 保護者、教育委員会を交えた説明会・中間集計
2006. 2. 2 有志による第5回会議
2006. 2. 7 県議会議員の原 富夫氏・塚越紀一氏・田島雄一氏と面談
原氏・塚越氏に署名を頂く
2006. 2. 8 群馬県議会議長 中村紀雄氏と面談
2006. 2. 9 自民党群馬県支部 事務局長 牛込年秋氏と面談
県議会議員の腰塚氏に署名を頂く
2006. 2.10 群馬県議会へ請願書提出
2006. 2.11 請願書提出が上毛新聞に掲載される
2006. 2.13 伊勢崎市民文化会館にて署名集め
2006. 2.25 署名〆切り
2006. 2.27 県議会で本会議を傍聴
2006. 2.26~ 3. 8 集計
2006. 3. 4 有志による第6回会議
2006. 3. 9 署名提出
2006. 3.10 署名提出が上毛新聞に掲載される
   
2008. 3 デザイン科生最後の代が卒業を迎える。
 
■今後の予定
 
20xx.xx.xx 伊工デザイン科OB展(仮)開催


現在の進行状況

■3/10 署名提出が上毛新聞に掲載される
生徒募集再開求め署名提出 県議会議長に伊工デザイン科OBら


■3/9 群馬県議会へ署名提出
年明けから始まった第二回署名運動は、多くの伊勢崎市民ひいては群馬県民の同意・協賛を得る事が出来、膨大な署名が集まりました。その総数は

3,481筆 (伊勢崎市民分 2,053筆)

となりました。皆様のご協力、心より感謝致します。
なお、ご署名頂いた個人情報は署名以外に使用いたしません。

本日午前9時、群馬県議会へ中村紀雄議長宛に署名提出しました。



■2/27 2月定例県議会で伊工デザイン科問題が取り上げられる
本会議一般質問 質問議員:塚越 紀一議員
卒業生が中心になり会が結成され、積極的に活動している事、請願を提出した事、伊工デザイン科の募集再開・在校生の安定した授業を求める署名も多く集まった事などを訴えられました。

なお、この会議の様子はテレビ放映されています。

放 送 日: 2月28日(火)〜3月22日(水)までの期間
放送時間: 午後6時45分〜55分(10分間)
放 送 局: 群馬テレビ

塚越議員の質疑応答の模様は
3月6日(月)午後6時45分〜55分



■2/13 伊勢崎市民文化会館にて署名を募る
1500人も集まるイベントが行われる事を知り、関係者に署名運動を行う許可を得て来場者へ署名を呼びかけました。その結果、多くの方が当会に賛同し署名を下さいました。
ご協力下さいました皆様、ありがとうございました。


■2/11 請願提出が上毛新聞に掲載される
伊工デザイン科 募集再開を請願 県議会に卒業生ら

※また、非常に気になる記事を見つけたので載せときます。
沼と沼女の統合反対で署名 同窓生有志
※沼・沼女関連でもう一つ
沼との統合問題 投票は反対多数(05/11/19 毎日新聞群馬版)


■2/10 請願提出
午後2時、群馬県議会へ請願提出しました。

原富夫議員
塚越紀一議員
腰塚誠議員

以上ご三方の署名捺印入りです。



■2/9 自民党群馬県支部 牛込年秋氏と面談
午前11時
7/7の議事録に疑問点が多い事を挙げ、 伊工デザイン科と桐工デザイン科の違い・伊工デザイン科の群馬に於ける重要度・これからのデザイン分野の発展性。 原議員、塚越議員の2人にはサイン印鑑を。 桐・腰塚議員にも印鑑を頂ける約束が取り付けてあることを伝えました。 「県議にも後で行き会ったときにお話します。」 と約束して下さいました。


■2/8 群馬県議会議長 中村紀雄氏と面談
午後3時
中村紀雄県議会議長と面談。
中村氏も今回の問題はあまりよく分かっていないらしく「この科は定員割れしているのか」と質問をされました。
その事実はない事と、県内唯一の科である事、現在原議員と塚越議員の賛同を頂き、明日桐生の腰塚議員の賛同を得て10日に請願書を提出する旨を伝えました。

午後4時30分
高校教育課の方々と面談。
藤倉高校教育課長は出張とのことで、対応頂いたのは木部同課次長と同課大島氏と同課村山氏。
そもそも伊工デザイン科廃止の案は一体誰が言い出した事なのか、と質問したら「議案を出したのは教育長」との返答が返って来ました。しかし伊工デザイン科の現状(定員割れの有無など)は調べずに議案を出したと思う、と次長は述べておりました。
その他にもいろいろ質問をしたのですが、今日のアポを取る際に質問事項がある事を伝えていなかったので他の質問には答えて貰えませんでした。 そしてもう一度、28日の様な会合を開きたいと言ったら課長と相談の上答えを出しますとの返答。
結果が出たら連絡下さいと、だいぶ強くお願いしたのですがそれも約束できないそうです。



■2/7 群馬県議会議員 原 富夫氏・塚越紀一氏・田島雄一氏と面談
午前8時
原議員と面談。
原氏は、県から詳しく聞いていないが、方々からそういう話があることは知っていたそうです。 伊工デザイン科・桐工デザイン科の違い、K科の授業内容、卒業生の活躍等をお伝えしました。 伊工デザイン科を改めて知っていただき、特に廃止に値する理由がない事を認識して頂いた結果、請願書に署名を頂きました。

午後1時
塚越議員と面談。
真っ先に在校生への授業の保証に賛同して頂き、議題に上げることを約束して下さいました。

午後4時
田島議員と面談。
伊工デザイン科を廃止する確たる理由がない事と、現在原議員と塚越議員の賛同を頂き、桐生の腰塚議員の賛同を得て10日に請願書を提出する旨を伝えました。
田島議員には、書類をよく読み再度慎重に精査すると約束頂きました。



■1/28 市民プラザにて保護者、教育委員会を交えた説明会
教育委員会から5名お越し頂きました。
教育課長 藤倉、次長 木部、企画グループ 高瀬、大島、村山
時間は、午後1時開始から午後3時30分まで。

詳細はこちらへ。(※作成中)



■1/21 有志による第4回会議
1月21日土曜日、午後1時から行われた会議報告です。

前回(12/17)会議後、卒業生、在校生等約900通の署名用紙発送完了。
少しづつですが反応がきているようです。

1月28日の会合にあたり教育委員会から
・1時間内(説明30分質疑30分)
・進行は教育委員会側
等の話があったが反対の会としては納得がいかず、教育委員会のペースになってしまう。

・質疑は時間で区切らず終わるまで。
・進行は反対の会側
・説明資料の要請
↑もう一度交渉予定。

・会合の録画録音
・質疑の担当を決める
・寄附箱の設置
・配布書類準備50部
・署名用紙設置



■1/20 伊工デザイン科作品展示会
ふくしプラザにて20日から3日間開催されました。
時間:午前9時〜午後4時

詳しくはこちら

伊勢崎工業高校HPより
(2006.1.20-22)工業デザイン科 20周年デザイン展

伊勢崎・佐波地域情報☆imap アイマップ
伊勢崎工業高校デザイン科 20周年デザイン展



■1/10 署名運動開始
今回の署名の趣意は
『工業デザイン科の早期募集再開と、在校生1・2年の授業内容の保証を求める署名』
目標は高く、20000筆を目処に。


■1/6 署名用紙その他ができあがりつつある
もう少しですよ


■11/28 署名提出が上毛新聞に掲載される
「募集再開を」1万人 卒業生ら 県教委に署名提出 伊工デザイン科


■11/27 教育委員会へ署名提出
11月27日(日)午後1時
県庁23階231会議室に於いて、県教育委員会 清水教育次長・藤倉高校教育課長・木部同課次長・同課高瀬氏・同課大島氏の御出席を頂き、 伊勢崎工業高校工業デザイン科募集停止反対の会 粟野美加が在校生・OB有志を代表し提出。
工業デザイン科募集停止に反対する署名数1万428筆となりました。これは工業デザイン科に対する地域や県民・国民の期待の現れです。そして教育長には募集再開を求めました。


■9/7 署名運動が上毛新聞に掲載される
募集停止の工業デザイン科 廃止反対で署名


※重要!
■05/7/7 第985回 県教委会議録
伊工デザイン科が、実質廃止に追い込まれることとなった原因の会議の会議録です。
場所は、県庁24F教育委員会会議室。
 
出 席 者  : 武藤敏春委員長
  石原委員長職務代行者
  桑原保光委員
  若林泰憲委員
  星野恵美子委員
  内山征洋教育長
事務局出席者 : 島倉俊夫教育次長
  清水和夫教育次長(指導担当)
  飯野真幸総合教育センター所長
  金井可佐夫総務課長
  品川豊総務課政策主監
  片貝好昭管理課長
  根岸晴雄局参事(福利課長)
  唐沢正明学校人事課長
  高徳彰義教育課長
  藤倉新一高校教育課長
  折茂泉生涯学習課長
  倉沢勉文化課長
  斉藤三郎スポーツ健康課長
  清水邦夫冬季国体推進室長
  矢島浩総務課行政GL
  斉藤猛総務課副主監
議事録署名人 : 星野委員
 
PM2:15 教育長が開会を宣言し、傍聴人2名を紹介。
 
星野委員  : 定員には、直接関係ないかも知れないが、資料P6目の学級減について教えて頂きたい。 伊工の工業デザイン科が学級減の対象として上がっているが、工業デザインの学科は、県内に他にないようである。 ここは定員割れしたので学級減ということなのか。特色のある学科ということであれば、 この学級減はちょっと残念な感じがするが、学級減になる理由を教えて頂きたい。
 
高校教育課長: 基本的には、まず全県一区となっている他学級数とのバランスをとっている。 その中で、この工業デザイン科と同校の他の学科との比重を考えさせてもらったわけである。 委員ご指摘の通り、あまりたくさんある学科ではないということは承知しているが、同様な学科としては、 桐生工業高校に染織デザイン科がある。 どちらも織物に関係するということもあるので、桐生工業高校の学科は残しており、 今回は伊勢崎工業高校の工業デザイン科を減じたわけである。
 
石原委員  : 桐生工業高校の染織デザイン科については承知しているが、伊勢崎工業デザイン科はどういうものか。染織だけか。
 
高校教育課長: 染織だけでなく、コンピュータを用いたデザインもやっている。
 
石原委員  : 他とのバランスで、やめたわけか?
 
高校教育課長: 工業関係のデザインということであれば、桐生と伊勢崎に2校ある。 伊勢崎地区の伊勢崎工業高校を言うことで考えれば同校に現存する他学科もあるわけである。 機械、電子機械、電気、など他学科とのバランスもあり、これも大きな要素となっている。
 
石原委員  : 工業デザインの中には、いわゆる染織デザインとはジャンルが違うものがあると思うが、どんなことをやっているのか。 桐生工業の染織デザインは図柄とかやっていると思うが、伊勢崎工業でもそのようなことはやっているのか。
 
高校教育課長: 桐生工業高校と全く同じものをやっているかどうかまでは分からないが、染織もやっている。 例えばTシャツのデザインもやっているし、工業製品等の机やイスなども対象になっている。
 
石原委員  : 伊勢崎工業高校では、そういうものを含めて繊維のものは全くなくなるという理解でよいか?
 
高校教育課長: 工業デザインの中でも繊維は極一部である。伊勢崎工業高校には、工業化学科が1つ残っているので、場合によっては、 そういう中で、ということはあるが、いわゆる伝統ある銘仙の流れはなくなってしまうことになる。
 
(K科についての議題はこれだけで終了)



関連リンク

■ 群馬県立伊勢崎工業高等学校
■ 伊工K科の教室 (K科在校生が運営するHP) 現在休止
■ K科廃止反対・HP (携帯用サイト)
■ 群馬県教育委員会
■ 群馬県議会
■ 伊勢崎市議会


告 知

■反対の会 実行委員求む
伊勢崎工業高校工業デザイン科募集停止反対の会では、現在、実行委員を募集しています。会の明日を担うパワー溢れたアクティブガイを求めています!
また、地元を遠く離れた卒業生の皆さんにも、ぜひ参加して頂いて、一人でも多くの人にこの現状を伝える橋渡しとなって頂けたらと思います。
反対の会の活動趣旨に賛同し、実行委員に参加を希望される方は、下記の「粟野 美加」宛に御連絡下さい。
伊工デザイン科卒でない方ももちろん大歓迎!
共に伊工デザイン科復活へ向けてがんばりましょう。


あとづけ

伊勢崎工業高校工業デザイン科 募集停止反対の会

代    表 : 粟野 美加 E-mail butacoin@ybb.ne.jp
 
HP製作 : 櫻井 智洋 E-mail boshu-teishi-hantai@hotmail.co.jp

sence 2006.1.31
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